森光子さんのスクワットはCMでも取り上げられ有名ですし、日野原先生の階段昇降もご存じの方も多いと思います。つまり生涯を通じての健康は、「健脚」であればこそと言っても過言ではないでしょう。今回のチェックポイントは脚筋の、「瞬発力」です。厳密に言うと、脚筋力に加え、神経と筋の協調性、平衡性、柔軟性などの体力要素も関わってきます。繰り返しますが、毎日の生活の運動は、「脚」に支えられているのです。昔は身軽に全身を跳躍させることができた脚も、長年に渡る普段の日常では瞬発力など殆ど必要とされず、かなり低下しているものと思われます。ましてやそこに体重の重さが加わったら、もう脚がかわいそうといったところでしょうか。いつまでも、昔のように颯爽と水たまりをとび越えられる「脚」、そして適正体重を維持していたいものです。
脚筋を高めるポイントは、ジャンプ系の運動を日常に無理なく取り入れることです。例えば階段を昇る時など、飛ぶように身軽に階段を駆け上ってみるなど。
◆「瞬発力」のチェック方法◆
「立ち幅跳びテスト」
- 床に適当な長さのテープを張り、踏み切り線とします。
- 両足を軽く開いて、つま先が踏み切り線の前端に揃うように立ちます。
- 適度に両手を振ったり、膝を曲げたりして、両足で同時に踏み切って前方へ跳びます。
- 着地点から最も踏み切り線に近い位置と、踏み切り前の両足の中央の位置(踏み切り線の前端)とを結ぶ直線の距離(cm)を計測します。cm未満は切り捨てます。
- 2回実施してよい方を記録します。
※床の状態、履物、靴下など滑らない場所で、十分ウォーミングアップをして、肉離れなどのケガをしないよう注意して行いましょう!