体力の中でも、健康に直接的に関係し、特に重要とされている要素は、呼吸循環系の予備力(キャパシティ)を示す、全身持久力です。これは一般的に固定式の自転車エルゴメータを、徐々にペダルを重くしながら10分程度こぎ、「最大酸素摂取量」という指標で測定することができます。この最大酸素摂取量の低い人は、高い人に比べて、低ければ低いほど、癌の死亡率の相対危険度や糖尿病の罹患率が高くなるという明確な研究報告、エビデンスがあります。
疾病や死亡リスクに限らず、日常生活で疲れやすいとか、ちょっと長く、速く歩いただけで息切れがするという方も、この全身持久力が低下していることの兆候です。
つまり、呼吸で最大どれだけ酸素を取り込むことができるかと、それをどれだけ効率良く全身の細胞に効率に血液で循環させることができるかということが、その人のスタミナやタフさ、健康度を決めるとも言えるのです。
◆「全身持久力」のチェック方法◆
「6分間速歩」
- 距離の分かっている身近な場所、公園、広場、学校のグランドなど、障害物や交通量のないところで行います。
(距離が分らない場合、直線で50mを実測し、その区間を往復したり、車や自転車の走行計で目安を設定したり工夫しましょう)
- 6分間、無理のない速歩で、どの程度の距離を歩けたか、推定します。
(※だいだいの距離で構いません。歩数を万歩計で測定し、一歩の歩幅をかけて距離を出すのも良いでしょう)
※くれぐれも安全に留意して行って下さい。