運動を行う際は、以下に注意して、無理せず安全に行ってください。
  • 運動をはじめる際は、天候や運動を行う場所に十分注意をし、安全に行うようにしてください。
  • 運動は、ご自身の無理のない程度に行ってください。
  • 急な運動は危険です。慣れていない方は簡単で軽い運動から、少しずつ体を慣らしていくようにしてください。(ウォーミングアップ、クーリングダウンは必ず行いましょう)
  • 病院で受診中の方、服薬治療を行っている方は、主治医にご相談のうえ、その指導を守って、運動を行ってください。

運動前のセルフチェックシート
下記の質問に該当する項目に○を付けてセルフチェックしましょう。ひとつでも×があったら、運動は控えましょう。

チェック項目
×
 1 熱はないか
 2 体はだるくないか
 3 昨夜の睡眠は十分か
 4 食欲はあるか
 5 下痢はしていないか
 6 頭痛や胸痛はないか
 7 関節の痛みはないか
 8 過労はないか
 9 前回のスポーツの疲れは残っていないか
10 今日のスポーツに参加する意欲は十分か
ない
ない
十分
ある
ない
ない
ない
ない
ない
ある
ある
だるい
不十分
ない
ある
ある
ある
ある
ある
ない
(昭和63年度 日本体育協会スポーツ医科学研究 「スポーツ行事の安全管理に関する研究より)

こんなことも気をつけて!?やる気満々も時にはトラブルの元に・・
  • 長い間全く運動していなかったのに、モチベーションがかかり、「よしやるぞ!」
    … いきなり、激しい強度、強い負荷をかけるような運動は、血管性の事故やケガ、痛みを悪化させるリスクとなりますので、行わないように注意しましょう。最初は物足りないと感じる程度の負荷強度から開始し、徐々に時間をかけて負荷強度を上げて行いましょう。

  • 「昔は体力には自信があった!」
    … 今は、昔の体ではないことを肝に命じましょう。限界まで追い込むような運動の負荷強度は、健康増進のための運動には不要であるばかりでなく、逆にしてはいけないということがセオリーです。「やや楽に」か、最大でも「ややきつい」と感じる程度の強さまでの運動を、ニコニコしながらできるペースで無理なく行いましょう。

  • 「やると決めたら、絶対するぞ!」(几真面目)
    … 体に痛みがあるような場合、疲労がたまっている場合などは、運動を中止して休み、痛みが無くなってから行うようにしましょう。

  • 「自分を変えるためには、痛みも我慢して」
    … 体に負荷をかけて動かした時、関節などの運動部位、身体局所に痛みがあるような場合は、我慢して行うことはせず、その運動はすぐに中止し、行わないようにしましょう。(特に肥満の方は、膝や腰への負担に注意して運動しましょう。)

  • 「ダイエットのためには、水分摂取も制限して…」
    … 運動する際には、必ず水筒を携帯して、まめに水分補給しましょう。喉が渇いたと感じた時には、すでに体内は脱水状態になっていますので、喉の渇きを感じる前に飲むようにしましょう。脱水状態は血液をドロドロにして血管性事故リスクを高めます。

  • 「いきなり競技的な大会や行事に参加する」
    … 競技や競争となると、ついつい自分の体力や体の状態を顧みず、夢中になってしまい、120%もの負荷をかけてしまいます。運動会の父兄参加などで、肉離れやアキレス腱の断裂など事故は枚挙にいとまがありません。くれぐれもご注意を。

  • 「目標達成のためには、猛暑や厳寒、雨降りや、深夜でも…!」
    … 効果的に運動するためには、適切な環境があります。環境を考慮しない無謀で中毒的運動実践は、体に大きな負荷をかけ、事故のリスクを高めます。
    環境を十分考慮して、適切に行いましょう。