「歳とともに、めっきり足腰が弱くなった」と感じている方は多いのではないでしょうか?昔は楽に上がれた駅の階段が今ではしんどいとか、前は自転車で普通に昇れていた坂が、今では降りてでないと昇れなくなったなどなど。脚が弱くなる、衰えるということは、生活活動量や、自覚的体力、自己の体力への自信といった点で大きく生活全般に影響を及ぼすものです。また、骨粗鬆症の診断で測定する骨密度(骨の硬さ)も、脚筋力が高い人程、骨も硬く、骨折しにくいということがわかっています。衰えの原因は毎日の生活の中で脚の筋肉を使う頻度、強度が歳とともに減ってきているということだとは思いますが、脚の弱化をくい止め、増強するためには、スクワットなどの脚筋の筋トレを日常的に行うか、できるだけ歩いたりして脚筋を使うかのいずれかです。
◆「脚筋力」のチェック方法◆
「イス座り立ちテスト」
- 肘掛けがない椅子の座の少し前に座り、両手を交差して胸に当てます。
(足は肩幅程度に開きます)
- スタートで両膝が完全に伸展するまで立ち上がり、すばやく、座位姿勢に戻る、座り立ちを繰り返します。
- 30秒間で何回できたかを数えます。
※後ろにバランスを崩さないように、
また、膝や腰を痛めないように細心の注意で行いましょう。