メッツの分かり易い、捉え方


 よく、「メッツ」による運動指標は分かりにくいと聞きますが、そんなことはありません。運動強度(メッツ)は、まず、①座って1メッツ、②立って2メッツ、③歩いて3メッツ、と覚えましょう。そして、④やや速歩と自転車が4メッツ、⑤かなり速歩が5メッツ、⑥ジョギングは6メッツ、⑦階段昇りが8メッツです。
 この程度を把握しておけば十分ですね。いろいろな身体活動や運動のメッツ数を覚えたり、表で調べたりすると複雑で手間がかかると考えます。そもそもがアバウトで、あくまで「指標」に過ぎないわけですから。
 どんな身体活動や運動をするにしても、自覚的運度強度でメッツに当てはめてしまえば、身体活動にもスポーツにも適用できます。例えば、「楽」に感じれば3メッツ、「やや楽」なら4メッツ、「ややきつい」なら5メッツといったとらえ方です。

 また、メッツに時間をかけた運動量(メッツ・時)に関しては、各メッツ強度での運動を行った場合、1メッツ・時の運動をする為に必要な時間は、60分にメッツの逆数をかければ、簡単に出せます。

 さらに消費カロリーは、メッツを、
  消費エネルギー(kcal) = 【 】メッツ × 実施時間(時間) × 体重(Kg) × 1.05
 の公式にあてはめれば比較的正確に求めることができます。