ウォーキングのアイテムを販売 1日8000歩、速歩き20分を習慣化

2017年04月18日
 ミズノが提唱する健康寿命をのばすためのウォーキング「大人歩活動」(おとなぶかつどう)をテーマにしたウォーキングアイテムの販売が、通販ブランド「日本直販」で開始された。運動の効果を検証した「中之条研究」の成果を取り入れているという。
1日8,000歩、速歩き20分が理想的な歩き方
 通販ブランド「日本直販」を運営するトランスコスモスは、美津濃(ミズノ)が提唱する健康寿命をのばすウォーキング「大人歩活動」(おとなぶかつどう)をテーマにウォーキングアイテムの販売をスタートした。

 日本直販の媒体に同梱で「大人歩活動」チラシを制作し、日本直販のサイトでも販売を開始。同時に旅行会社のクラブツーリズムの媒体「クラブツーリズムスタイル」でも同テーマで展開する。

 青?幸利・東京都健康長寿医療センター研究所運動科学研究室長らは、群馬県中之条町で、65歳以上の住民約5,000人を対象に15年以上にわたり「中之条研究」を実施している。参加者に身体活動計を携帯してもらい、1日24時間、1年365日の身体活動状況をモニターした。

 そこで分かったのは、1日約8000歩、うち「速歩き」などの中強度の活動時間を約20分行っている人は、それ以下の人と比べ、高血圧や2型糖尿病の発症率が低いことだった。同様に、認知症やうつ病などさまざまな病気の予防ラインも明らかになってきた。1日約8000歩、速歩きなど「中強度」の運動20分程度が理想的というデータが導き出された。

 「中之条研究」の成果を日常生活に取り入れるために、スポーツメーカーのミズノが提案しているのが「大人歩活動セット」。青?氏が監修した「ミズノ 活動量計」で歩数と中強度の活動時間を測りながら、歩行に最適な「ウォーキングシューズ」で意識的に速歩きを取り入れられるようになっている。

 同セットを利用し、生活習慣病を予防し健康長寿を実現するために、ウォーキングを習慣付けてもらうことを期待している。また青?氏の理論、自分の足で歩くための歩き方、歩きを習慣づける方法など、すぐに「大人歩活動」を実践して継続するためのノウハウ満載のスタートブックも発行する。

ミズノ大人歩活動(日本直販)
(Terahata)