ウォーキングに参加し社会貢献 みんなで歩いて陸前高田に桜を
糖尿病とともに生きる患者が良好な血糖コントロールを維持するために、適度な運動が必要であり、ウォーキングは代表的な運動法となる。プロジェクトは、2014年10月?2015年2月に100日間実施され、62人の糖尿病患者が参加した。歩数の累計は1,229万8,749歩に上った。歩いた距離の合計は8,609kmに上り、東京タワー約2万5,850個の高さに相当する。
その結果、「NPO法人 桜ライン311」を通じて3本の桜の苗木を贈ることになった。「NPO法人 桜ライン311」は、岩手県陸前高田市内の約170kmにわたる津波の到達ラインに10mおきに桜を植樹し、ラインにそった桜並木を作ることで、後世の人々に津波のこわさと備えの大切さを伝承する活動をしている。
陸前高田市は、2011年の東日本大震災で本庁舎をはじめとする公共施設、医療機関を含む市街地の多くが全壊、流失するという甚大な被害を受けた地域。桜並木はそれぞれの地元のまちづくり計画の一部として活用してもらえるよう提言も行うという。
「皆さんの一歩一歩が植樹で使用する苗木につながっていく。このプロジェクトによって、健康増進と植樹活動が結びつきました。一歩一歩の小さな積み重ねが、陸前高田での未来の命を守る桜並木になります。ご参加頂いた皆さまに御礼を申し上げます」と、桜ライン311代表の岡本翔馬氏は述べている。
「糖尿病とうまくつきあう」の会員がプロジェクト参加者に贈ったエール数は1,665に上り、「桜の木を1本でも多く贈りたいので少しでも多く歩きたい」「おかげさまで1日の運動量が増えました」「歩く楽しみができました」などのコメントが寄せられた。
「糖尿病とうまくつきあう」は、糖尿病と生きる方々のパートナーとしての支援を行うために、サンスターが2012年に開設したサイト。糖尿病患者向け料理レシピや、糖尿病や歯周病に関連する最新ニュースの提供、生活習慣の改善を促す参加型の活動、患者同士がネット上で、健康や病気に関する意見や情報をシェアし、お互いを励ましあう場であるコミュニティの運用などを行っている。
サンスターは「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」の社是の下、オーラルケア、ヘアケア、スキンケア、健康食品などの事業を展開しながら、国内外の研究機関と共同研究・商品開発を進めている。糖尿病克服への貢献はサンスター創業者の遺志でもあり、2008年にはアメリカ・ハーバード大学医学部付属ジョスリン糖尿病センターとの研究協業を開始、国内外で多数の共同シンポジウムを開催するなど、情報を発信している。
Good Walking Project?みんなで歩いて陸前高田に桜の苗木を贈ろう?
サンスター 糖尿病とのつきあい方を支援するサイト「糖尿病とうまくつきあう」