1日30分の運動で脂肪を燃焼 体重も減少

2012年09月14日
 体についた余分な脂肪を燃焼するための運動は、1日30分続けただけで十分に効果的との結果を、コペンハーゲン大学の研究者が発表した。たった30分の運動時間でも、3ヵ月間集中的に取り組むことで、体重と体脂肪を減らすことができるという。

 デンマークに在住している男性の約40%は過体重か肥満だという。運動やフィットネスを効果的に行うことが課題となっている。「American Journal of Physiology」誌に発表された研究論文によると、研究チームは、過体重や肥満があり、体重を減らしたいと考えている20?40歳の男性60名を対象に実験を行った。

 被験者のうち21人は、ウォーキングや自転車こぎ、ローイング(ボート漕ぎ)運動などの有酸素性運動を毎日30分間行うよう指示された。別の21人は60分間の運動を指示され、残りの18人は対照群として運動を行わなかった。

 13週間にわたって、心拍計と活動量計を装着してもらい、運動の効果を検討した。その結果、30分運動群では3ヵ月間で平均3.6kgの体重減少がみられたが、1時間運動群では2.7kgの減量しかみられなかった。体脂肪は両群とも約4kg減少した。

 平均すると、1日30分運動したグループは1回のセッションで300kcalを消費し、1日60分運動したグループは1回に600kcalを消費していた。

 「1日30分の運動に、体重や体脂肪を減らす効果があることがあきらかになった。ウォーキングや自転車こぎなどの運動に集中的に取り組むことで、減量効果を得られた。1日に30分の運動時間は魅力的であり、それがより高いエネルギー消費量を導く動機付けになったようだ」と研究者は話している。

 1日60分運動したグループは、運動した分だけお腹が空き、カロリーを多く摂取したため、予想したほどに体重が減らなかったのではないかと推測している。

 米国心臓学会の運動ガイドラインでは、適度な運動を週に150分以上、あるいは1日30分の運動を週に5回行うことを勧めているが、「10?15分ぐらいの運動を、1日に数回にわけて行うだけで、心臓の健康のために効果的だ。強い運動の合間に弱い運動を行い、それらを交互に繰り返すインターバル運動も勧められる」と研究者は指摘している。

30 Minutes Of Daily Exercise Does The Trick(コペンハーゲン大学 2012年8月23日)